| 近年、医学関連、科学技術の進歩に伴い医師・看護師が経験しなければならない事柄が大幅に増加した。発展の過程で疾病構造を一変させる治療薬の発見、予防薬の開発があった。これにより、最近感染症は劇的に減少したが、代わって個人個人の健康管理が大きな鍵となる生活習慣病が増加した。大病院ができて臨床各科が再分化し、高度技術が急速に進行しつつあるが、慢性患者の生活を守ることについては逆に多くの分野の共同作業が求められる時代になった。医師と患者の関係も時代とともに変化しつつあり、インフォームドコンセント等の概念が登場してきた。他方、医療技術の高度化と有限の医療費の間の矛盾も強まり、併せて高齢者の保健医療対策、臓器移植問題への対処など社会全体がなすべき新たな課題も現れた。 |